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いろいろな歯の種類

 わたしたちの生活を快適にしてくれる歯は大切な存在です。もしも歯を全部なくしてしまったら大変な事態になります。歯には重要な役割がありますので、歯を全部失うとその役割を果たせなくなります。これは困ります。歯にはものを噛み砕く役割があります。人間は毎日食事をします。食事のなかには硬いものから柔らかいものまでさまざまです。しかし、どんな食事でも歯を使います。歯を使わない日はありません。歯をなくしてしまうと食事の場面でほんとうに困ります。満足に食事ができなくなります。人間にとって毎日の食事は大切なものです。ただ、栄養をとるだけではなくて、食事にはおいしさを感じるという楽しさがあります。食事が満足にできなくなると人間は大きな楽しみのうちのひとつをなくすことになります。残念ですね。おいしい食事は元気のパワーです。だから、歯を守っておいしい食事を食べることが重要なのです。歯には身体を守る役割もあります。食べ物をそのままの大きさで身体のなかに取り込むと、胃などの器官に大きな負担をかけることになります。歯でしっかりと食べ物を砕いておくと、身体のなかでの負担が小さくなります。器官を守ることは病気を避けることでもあります。器官を大切にしておくと、身体を丁寧に扱うことになりますので寿命がアップします。歯は何でもないものですが、このような重要な役割があるのです。

 歯にはたくさんの役割がありますが、役割ごとに大活躍する歯は異なります。このページでは歯の種類について説明します。歯の種類を理解すると、歯のケアを行う場合にも役立ちます。だからこそ、ここで歯の種類についてしっかりと理解をしてほしいと思います。まずは、人間の場合では成人の歯は平均で28本から32本程度です。意外とたくさんの数の歯がありますね。この歯にはそれぞれ名前がついています。歯の名前を紹介しますと、奥から大臼歯、小臼歯、犬歯、側切歯、中切歯です。犬歯はよく知られている歯だと思います。しかし、その他の歯の名前はあまり知らない人が多いかもしれませんね。いわゆる奥歯というものは大臼歯、小臼歯です。ここの歯では噛み切りにくい食べ物をすりつぶす働きがあります。また、硬いものを噛み砕く働きがあります。お肉など食べる場合、なかなか噛み切れないお肉だと大臼歯や小臼歯ですりつぶします。そして、ピーナッツなど硬いものを大臼歯で噛み砕きます。なんと重要な働きを担っている歯なのでしょうか。大臼歯なくして人間の食事は成立しないといっても過言ではありません。また、スポーツなどの場面でぐっと力を入れる場合にも奥歯は活躍しています。奥歯で大きな力を発揮するのです。ますます奥歯が重要であることがわかりますね。

 犬歯は食べ物をしっかりキャッチする働きがあります。犬歯はするどい歯ですので、食べ物を固定する働きがあります。とうもろこしなどを食べる場合には、まずは犬歯でしっかりととうもろこしをキャッチします。するどい歯が食べものに食い込みますので、食べ物は確かに固定されます。これで食べやすくなりますね。また、側切歯や中切歯は前歯と呼ばれる部分で、食べ物を切る働きがあります。多くの食事の場合でこの歯が活躍します。前歯は外傷などによって折れることが多いので、とくに高齢者の場合には注意が必要な部分です。歯の種類を理解すると歯科医院でもスムーズに治療を進めることが可能になります。この機会に歯の名前と働きを勉強しましょう。きっと、みなさんの役に立つ日がやってくるでしょう。